手が自由になるショルダーバッグ

1955年に発売されたショルダーバッグは、シャネルスーツとならんで、シャネ ルを代表するアイテムである。バッグを小脇に抱えていると無くさないかと不 安になったシャネルは、バッグに革紐をつけてみたのが始まりであった。あの 独特のゴールドチェーンベルトのついたシャネルのショルダーバッグが生まれ たのだ。シャネル自身が愛用する中から生まれた、まさに、実用的なシャネル スタイルである。実際に、バッグを開けてみると、小物を仕切るデザインがさ れており、見た目と機能性の両方を含んでいる。

時が経っても愛されるそのデザインは、現代でも尚、多くの著名人があらゆる シチュエーションのもと愛用している姿は度々、取り上げられている。入手困 難なシリーズなども含め、一生に一度は持ちたい運命のバッグとしても、定期 的に特集が組まれるほどだ。

だが、忘れてならないのは、シャネルは、入手困難なシリーズを手にする女性 を称賛するのではなく、手を自由に動かし、街をさっそうと自由に意志をもっ て歩く女性の為にこのショルダーバッグを生み出したのだ。希少価値を誇示す るアイテムではないことを身に付ける前に、シャネルの思いを感じてもらいた い。