ロレックスの歴史 ①

ロレックスといえば、スイス製の高級時計というイメージがありますが、その歴史をひもとくと、実はイギリスのロンドンから始まります。1881年、後にロレックスを創業するハンス・ウィルスドルフがドイツで誕生しました。学校を卒業した彼は、彼はスイスの企業に就職し、そこでイギリスに時計を輸出する仕事に従事することとなりました。その後、1903年にロンドンに移住すると、その2年後の1905年に、ロレックスの前身となる企業を設立します。まだ懐中時計が広く用いられていた当時、ハンス・ウィルスドルフは腕時計の将来性を信じ、1907年には事務所をスイスにうつし、本格的に腕時計の製造を開始することとなりました。そして間もなく、自社ブランドとしてロレックスが生み出されることになりました。この語は造語で、世界中のどの言語を習得している人でも発音しやすいロレックスという言葉を選んだという逸話も残っており、この当時から彼の広い視野と販売戦略がうかがえます。

いくら彼が腕時計の将来を考えていても、懐中時計より小ぶりでそれだけ精巧さが求められる腕時計の精度には、多くの疑問が残るところでした。しかし、彼の開発した時計は、1910年、腕時計としては初めてクロノメーターの認定を受けました。簡単にいえば、時計としての精度を機構が認定することで、これがロレックスの名を世界的にも知らしめるきっかけとなるのでした。さらに1914年には、世界的にも有名なキュー天文台から腕時計としては初となる最高位のA級証明書を獲得することに成功し、彼の腕時計の正確さや精密さが評価されることとなりました。しかし、彼はそれでは満足せず、新機能の発明が相次いで行われることとなります。

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